2017年3月の記事一覧

肥満が気になる方の栄養バランスの考え方

一般に、肥満の原因は脂肪のとりすぎと考えられていますが、特に注意が必要なのは糖質のとりすぎです。

ただし、糖質については間違った考え方が広まっていて、例えば、糖質制限ダイエットなるものがちょっとしたブームになっていますが、極端に糖質を制限するのは考えものです。

糖質は私たちの体を動かすエネルギー源となる栄養素で、不足すれば体に力が入らなくなったりやる気が起きない、思考が乱れるといった状態や、さらに不足すれば体の各部に異常があらわれます。

糖質は体を動かすことによって燃焼させれば脂肪として蓄積することはありません。

ですから、自分が燃焼できるだけの量を取っている分には特に問題となることはありません。

しかし、あまりエネルギーを消費しない生活を送る人が糖質を取りすぎると、中性脂肪となって体に蓄積していきます。

普段机に座って仕事をすることが多い方や、移動手段に車やタクシーなどを使う方が多いという方は、意識して運動をする必要があるのです。

糖質といってもいくつか種類があり、中性脂肪になりやすいのは単純糖質とされるものです。

砂糖の主成分であるショ糖や果物の甘味の成分である果糖です。

一方、同じ糖質でもごはんやイモ類に含まれるでんぷん系は、多糖類に分類され、ショ糖に比べて燃焼しやすく、どちらかといえば中性脂肪として蓄積しにくいのです。

つまり、砂糖や果糖を控えて、ごはんやイモ類を取るようにすれば、肥満予防にもプラスになります。

現代人はどうしても糖質のとりすぎにつながりやすい環境に置かれているのは確かです。

忙しい方はどうしても簡単に空腹を満たせるようないわゆる腹もちのいいものを選びがちです。

ファストフードやコンビニエンスストアの食べものは、糖質、脂質に栄養が偏りがちです。

具体的な例を挙げれば、ラーメンやカレーライス、ハンバーガーやスパゲッティといった食べ物は栄養素は糖質、脂質に偏っています。

お昼ご飯にこうしたものを食べることが習慣になっている方は、概して糖質脂質の取りすぎです。

こうした食生活を長年続けていれば、中性脂肪やコレステロールの数値に異常があらわれ、脂質異常症となる可能性が高まります。

健康のためには、栄養バランスのとれた食事をとよく言われますが、毎回の食事で正確な栄養バランスを考えるのは現実的ではないでしょう。

ここはあまり難しく考えすぎずに、まずは麺類やパン、ごはんで空腹を満たすという意識を捨てましょう。

そして野菜や海藻類、豆類、肉や魚を十分に取り、ビタミンやミネラル、食物繊維やたんぱく質をたっぷりととる食事を意識しましょう。

一般的な日本人は、主食と称して炭水化物の摂取量が半分以上となっていますが、炭水化物の摂取量を30%程度に抑えて、たんぱく質を30%、野菜や海藻類などからビタミンやミネラルを30%、脂質を10%程度に意識してみましょう。

このように意識を変えるだけでも健康的な食生活への第一歩といえます。

2017年3月25日|