2015年9月の記事一覧

魚の脂肪は積極的に摂ろう

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脂肪というとダイエットや健康のためにはできるだけ控えるべきものというイメージがあります。

しかし、脂肪はエネルギー源としても欠かせない栄養素ですし、細胞膜の形成やホルモン分泌にも関係が深く、そのほか脂溶性ビタミンが体内で吸収される際にも必要な栄養素です。

脂質が極端に不足すれば、皮膚の保護機能が弱まり、各種の皮膚トラブルや免疫力の低下、発育不良などにつながります。

脂質の基本知識

脂肪といってもその種類は様々です。

肉や卵、乳製品の脂肪が動物性脂肪でサラダ油やごま油などが植物性脂肪であることは多くの方が知っていることですが、植物性脂肪と一口に言っても、原料となる植物によって私たちの体の中での働きは全く異なります。

例えば、1990年ごろまでは、紅花油やコーン油などに豊富に含まれる脂肪酸の一種であるリノール酸は、コレステロールを下げるということで、積極的に摂取するように勧められていたものです。

しかし最近では摂りすぎると心臓病や脳梗塞のリスクを高めるとも言われており、リノール酸を積極的に摂取しようという人は皆無です。

また、最近健康面から不安視されているのがトランス脂肪酸です。

トランス脂肪酸常温で液体である植物油を固化させるために水素添加することで発生するもので、心臓病や脳梗塞などのリスクを高めるといわれており、アメリカでは規制の対象となっています。

日本人はトランス脂肪酸の摂取量が欧米人と比較して少ないとされ、現在のところ規制の対象とはなっていませんが、ファストフードや加工食品、スナック菓子、マーガリンやショートニングなどに比較的多く含まれているので注意が必要です。

健康面から考えて積極的に摂り入れたい植物性脂肪はオリーブオイル、ごま油、アマニ油、エゴマ油です。

逆に減らしたい植物油はコーン油、紅花油などです。

また、特に積極的に摂取したいのが魚の脂肪です。

魚の脂肪は動物性脂肪でも牛や豚などの脂肪とは異なる働きをします。

魚の脂肪酸は少し難しい言葉になりますが、オメガ-3という脂肪酸を豊富に含んでおり、オメガ-3はアマニ油、エゴマ油にも豊富に含まれる脂肪酸です。

特に魚に含まれるオメガ-3脂肪酸は、ドコサヘキサエン酸(DHA)エイコサペンタエン酸(EPA)とよばれるもので、中性脂肪を減らして心臓病や虚血性心疾患を減少させる効果があります。

脳機能を改善し、老人性痴ほう症などの予防に効果があるとされています。

脂質はバランスよく摂取しよう

ラードやヘット、バターなどの動物性脂肪は血中コレステロールを増やし、循環器系の病気のリスクを高めるといわれています。

そのため摂りすぎに注意する必要がありますが、全く摂らないというのもよくありません。

動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸が不足すると血管がもろくなり脳出血などのリスクが高まるとも言われています。

ですから、極端に動物性脂肪を制限するのではなく、オリーブオイルやエゴマ油、魚の油を積極的に摂ることを意識しながら、肉類もバランスよく摂ることが大切です。

ただし、動物性脂肪の摂りすぎは様々な生活習慣病のリスクを高めますので、脂質摂取の割合を動物性脂肪を3に対して植物性脂肪7を意識するとよいでしょう。

サプリメントも上手に役立てよう

そんな積極的に摂取したいオメガ-3の脂肪酸ですが、エゴマ油やアマニ油は比較的価格も高めで酸化しやすいため、扱いにくいというデメリットがあります。

またDHA、EPAが豊富な青魚も好き嫌いがはっきり分かれる食材ですし、調理が面倒という方も多いようです。

そこで上手に利用したいのがDHAやEPAを抽出して飲みやすくしたサプリメントです。

魚はあまり食べないけれど、健康診断で中性脂肪の数値が高いといわれたという方に好評です。

サプリメントはお薬ではありませんから、飲み始めてすぐに実感できるというものではないので、少なくとも3か月は続けましょう。

そのためには続けやすいお値段であることも大切です。

DHAサプリを選ぶ際にはDHA、EPA以外の健康に役立つ成分や、それぞれの成分の配合量、お値段などじっくり比較して検討してみてください。

 

2015年9月30日|